もし自分が感染してしまったらどうすれば良いのだろうか?
家族が感染してしまって困っている。
という悩みに対して僕の実体験を紹介します。
新型コロナウイルスが僕たちの日常に侵略してきて早2年以上経ちます。
いまや「ウィズコロナ」と言われるくらい、新型コロナウイルスに感染しないための対策を取り入れた新しい生活スタイルが当たり前になってきています。
そんななか私事ではありますが、2022年3月に新型コロナウイルスに感染し、10日間の自宅療養生活を送っておりました。
この記事では、新型コロナウイルスに感染して自宅療養した僕の実体験を紹介します。
※福岡県での体験談であり、他のエリアでは対応が違う場合がありますのでご了承ください。
0日目(発症)
2022年3月1日、いつも通り会社に出社し月初のタスクに追われる。
2月の営業数字はチームで未達成となったので、そんな精神状態で迎える月初は非常に憂鬱です。
僕は風邪など滅多にひかないのですが、この日は身体の寒気を感じ、営業未達成による憂鬱とは別の違和感を覚えました。
念のため会社に常備してある体温計で計ると38度近い発熱。
すぐにネットで検索して会社から近くの病院を探し、症状とPCR検査を受けたい旨を電話で伝えて予約をします(病院によっては事前に連絡して予約しないと診てもらえません)。
すぐに病院に向かい、その場でわかる抗原検査(10~15分くらいで結果出る)の結果は「陰性」だったので少し安心しましたが、PCR検査じゃないと詳しくわからないとのこと。
僕がPCR検査を受けた病院では検査結果が出るまで1~2日くらい掛かると言われましたが、病院によってはもっと早く結果がわかる場合もあるそうです。
ちなみにPCR検査のなかで唾液を採取する工程があるのですが、緊張してるからなのか唾液がまぁ出ないです(梅干しとレモンを想像しながら頑張って絞り出しました)。
病院での検査を終えて、会社と妻には「コロナに掛かってしまったかもしれない」と伝えてこの日はそのまま帰宅。
1LDKの狭い家のため妻と部屋を完全に隔離するのは難しく、自宅ではせめてお互いマスクを着用したまま過ごし、寝るときは部屋を分けました。
1日目
初のリモートワーク1日目。
この日の症状としては微熱と身体のダルさがある程度、軽い風邪のような感じです。
昨日受けたPCR検査の結果を待っている状況なので、コロナ陽性じゃないことを祈ることしかできません。
急なリモートワークのため、元々予定が組まれていた営業先とのアポイントを調整するわけにもいかず、1件のウェブ商談と簡単な雑務をこなし、後は寝ておりました。
僕にコロナの疑いがあるということは、一緒に住んでいる妻には濃厚接触者の疑いが掛けられることは不可避です。
そのため、僕のPCR検査の結果がわかるまでは、共働きしている妻も必然的にリモートワークになります。
初めてお互い家で仕事しながら思ったこととしては、女性は本当にサボらないなと感心します。
男性という生き物は(僕も含め)、仕事中でもいかにサボってラクするかということばかり考えがちじゃないですか、リモートワークなんて尚更です。
一方で女性は、会社から一切監視されていないリモートワークという環境においてもしっかり仕事をこなすなと、ずっと真面目に仕事に取り組む妻を見て思いました。
2日目(コロナ陽性判明)
リモートワーク2日目。
PCR検査を受けた病院から朝イチで連絡があり「陽性」と事務的に告げられます。
自宅療養期間はコロナが発症してから10日間、外には一歩も出ずに自宅で安静にしておくこと。
保健所から症状確認の電話が毎日あるので、それに回答すること。
10日経って身体に何も異常が無ければ、社会復帰して良いという指示を受けます。
また僕が陽性になったということは、同時に妻は濃厚接触者ということになり、僕が完治するまで妻のリモートワークも確定してしまいます。
感染対策は割と徹底していたつもりの自分がまさかコロナになってしまったというショックと、妻への申し訳なさで辛いですが、なってしまったものは仕方ありません。
この自宅療養期間中に、会社や仕事への影響をいかに最小限にできるかを考えます。
症状としては熱もだいぶ下がり身体のダルさも無くなったのですが、喉が猛烈に痛くなりだします。
食事をするのはもちろん、唾を飲むのもひと苦労するくらいの強烈な痛みです。
この日リモートワークでやった業務としては、お客様とのアポイントも入っていなかったため、簡単な資料作成とメール対応くらい。
濃厚接触者となってしまった妻も念のためPCR検査を受けに行き、結果待ちの状況。
せめて妻は陰性であってほしいと願うばかりです。
3日目
リモートワーク3日目。
やった業務として、ウェブ商談1件とウェブ会議2件、後はメール対応。
なんだかんだ全ての業務がウェブで完結できてしまうのだから、仕事上の不自由は感じません。
この日の症状としては熱完全に下がり平熱なのですが、まだ喉の痛みは続いています。
またこの日から保健所から症状確認の電話連絡が始まったのですが、音声ガイダンスで聞かれる10個以上の質問に答えるのが少し面倒。。。
妻のPCR検査の結果が来て、無事「陰性」とのこと。
ただ、これから発症する可能性もゼロではないため、引き続き部屋も分けて距離を置いた生活を続けます(僕は寝室、妻はリビングで生活)。
ちなみにこの間の家事は全て妻に任せることになってしまい、陽性の僕がやるわけにもいかないので仕方ないのですが非常に申し訳なさを感じます、妻には感謝です。
4日目
リモートワーク4日目。
やった業務として、会社メンバーとのウェブ面談3件、後は雑務対応。
会社の部下とは毎月の月初のタイミングで、先月の振り返りのための面談を行っていますが、まさか僕がコロナに掛かった状態でやることになるとは情けない。
この日の症状としては喉はまだ少し痛いものの、ほぼ症状は無くなったと言って良いくらいです。
と思っていたのもつかの間、このタイミングで妻が発熱してしまったため、すぐさま病院に行き再度PCR検査を受けて結果待ちの状況。
これで妻も陽性だったら感染源は確実に僕なので責任を感じずにはいられません。
5日目(妻がコロナ陽性)
この日は日曜日。
朝イチで妻に病院から連絡があり「陽性」を告げられます。
部屋を分けていたとはいえ、同じ屋根の下で生活していて陽性者の僕と同じ風呂やトイレを使用するのですから、妻が感染してもおかしくはありません。
この時点で2人ともコロナ陽性のため、もう部屋を分ける必要も無くなり、普段通りの生活に戻しました(寝るときだけ別々)。
日曜日で外はすっかり晴れているのに、外には一歩も出れないのがとにかくストレスです。
食材などの買い物にも行けないので、この日からネットスーパーを活用し出しました。
コロナになって初めてネットスーパーの存在を知ったのですが、ネットで注文した物がその日中に指定の時間に家に届けられます。
やはり実際のスーパーで買った方が多少は安く済みますが、非常に便利なサービスです。
6日目
リモートワーク5日目。
やった業務として、会社メンバーとのウェブ面談3件、後は雑務対応。
会社の部下とのウェブ面談の際に、部下2人から会社を辞めたいという相談を受けて軽く絶望しました。
この日の症状としては喉の痛みもほぼ無くなり、体調は通常と言って良いくらい何ともありません。
これまで全ての家事を妻に任せてしまっていたので、妻が辛そうな今、ここからはバトンタッチで僕が中心に家事を行うようになります。
7日目
リモートワーク6日目。
やった業務として、辞めたいと言い出したメンバーとのウェブ面談1件、後は雑務対応。
辞めたいメンバーとの会話はひたすらネガティブなうえに、こういった相談が出てくる時点でもう手遅れなことがほとんどです。
本人の中では相談ではなく決定事項、キツすぎる。
こんなに毎日家に閉じこもっていると、一日100歩も歩いていないんじゃないかとふと気付く。
会社に復帰後、ちゃんと営業活動できる体力はあるのだろうかと不安になります。
8日目
リモートワーク7日目。
やった業務として、ウェブ会議2件、後は雑務対応。
ウェブでの商談や会議が無い場合も、僕はリモートワーク期間中はちゃんとスーツを着るようにしていました。
部屋着ではイマイチ仕事に集中できなってしまう気がしたので。
自分がコロナ陽性になり、会社や部下にも少なからず迷惑を掛けてしまった以上、せめて仕事だけはしっかりやらないとという意識はありました。
基本人間は怠けたい生き物なので、一度手を抜いてしまうとなかなか厳しくできなくなってしまうものですし、そうなると部下にも顔向けできなくなってしまうので。
9日目
リモートワーク8日目。
やった業務として、ウェブ会議2件、お客様対応1件、後は雑務対応。
明日には自宅療養期間が解除になるため、最後のリモートワークです。
体調は完全に元に戻りましたが、体力の衰えが少し気になります。
またそれ以上に不安なのが、僕が不在の間に辞めたいと言い出したメンバー2人の対応と、営業成果もまともに上がっていない現場を何とかしなければ。
10日目(自宅療養解除)
コロナによる自宅療養期間を終え、久々に出社しました。
この日からさっそく営業に出たのですが、予想通り体力の衰えが酷かったです。
普段からよく歩く仕事ではあるのですが、この日は営業で1キロほど歩いただけで足がガクブルしてきて、普通にしんどいと思ってしまいました。
また数日後には妻も無事に社会復帰しています。
不幸中の幸いとして、僕も妻もコロナによる重症化しなかったことは本当に良かったです。
まとめ:新型コロナウイルスには二度と感染したくない
新型コロナウイルスに感染して自宅療養した僕の実体験を紹介しました。
自分が感染してわかったこととして、新型コロナウイルスには二度と感染したくないということです。
日常生活もままなりませんし、会社だけでなく大切な家族にもたくさん迷惑を掛けることになります。
また僕も妻も重症化まではしませんでしたが、あの喉の痛みは二度と経験したくありません、本当にキツイです。
普段からの感染対策だけで完全に防げるものではありませんが、それでも一人一人の意識次第で感染は減らすことはできると思います。
僕もこれからは、うがい手洗い、マスク着用、消毒など自分でできる感染対策をより一層徹底していきます。
皆さんもお気を付けください。
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