そもそもGood&New(グッドアンドニュー)ってなに?
やり方は?何話せば良いの?どんな効果があるの?
という疑問を解決します。
常にポジティブでいたい、前向きな気持ちで楽しい人生をおくりたいものですよね。
でも現実は平凡な毎日、刺激も面白いことも全然無いと思っていませんか?
そんな何気ない毎日を楽しくする方法、それが「Good&New(グッドアンドニュー)」です。
イケてる会社やリーダーなら、既に実践している方も多いかもしれません。
僕も毎日の朝礼でGood&New(グッドアンドニュー)に意識的に取り組んでから、チームの雰囲気が明らかに良くなりました。
会社だけでなく、部活やクラスなどの組織でも実践できますので、やらない理由がありません。
この記事では、Good&New(グッドアンドニュー)のやり方とネタの例を紹介します。
Good&New(グッドアンドニュー)とは
Good&New(グッドアンドニュー)は、アメリカの教育学者ピーター・クライン氏によって考案された、組織やチームの活性化やアイスブレイクを目的とした手法です。
24時間以内にあった「良かったこと(Good)」や「新しい発見(New)」を1人ずつ1分程度で共有し、聞いた人は拍手をします。
チームのコミュニケーションを促進するために、朝礼や朝活などでGood&New(グッドアンドニュー)を積極的に取り入れる会社や組織は増えてきています。
特にコロナ禍でお互いの関わりが希薄になっている世の中で、コミュニケーションを活性化させる方法としてGood&New(グッドアンドニュー)は最適と言えるでしょう。
Good&New(グッドアンドニュー)のやり方・ルール
Good&New(グッドアンドニュー)には正しいやり方やルールがあります。
ただ参加する人数や使える時間によっては、自分たちに合うように臨機応変にアレンジしてやることをオススメします。
【やり方】
- ランダムに3~5人のグループに分かれる(多くても10人以下)
- ボールなど誰か一人が持つ(ボール以外でも可)
- ボールを持っている人が話す
- 話し手が終わったら聞き手が拍手する
- まだ話していない人にボールを渡す(ランダム)
- 全員が話すまで手順3~5を繰り返す
- 最後の人が「今日も頑張りましょう!」など元気な一言で締めて終了
【ルール】
- グループのメンバーはランダムに選ぶ(他部署も含める)
- ボールなどを手渡しして受け取った人が発表する
- 24時間以内にあった「良かったこと」や「新しい発見」について話す
- 話す内容は30秒~1分程度にする(長くなりすぎない)
- 一人が話し終えるごとに全員で拍手をする(意見や批判をしない)
- かしこまった雰囲気はNG
話の内容に関するルールは特にありませんので、ざっくばらんに話を共有し合いましょう。
Good&New(グッドアンドニュー)の効果
Good&New(グッドアンドニュー)を実践すると、個人にもチームにもたくさんのメリットが感じられます。
- ポジティブな気持ちになる
- お互いを知ることができる
- 会社やチームの雰囲気が良くなる
- 話(アウトプット)が上手くなる
- 新しいことに取り組むようになる
それぞれについて深掘りしていきます。
ポジティブな気持ちになる
「良かったこと」や「新しい発見」を積極的に探そうとするので、ポジティブな気持ちになります。
普段の何気ない日常から良かったことや発見に気付けるかは、本人の捉え方次第です。
例えばコップに水が半分入っていたとして、「水が半分しか入っていない」とネガティブに捉えるか、「水が半分も入っている」とポジティブに捉えるかは本人次第。
普段は気付かないだけで、意識してみれば自分の身の回りでは実はたくさんの面白いことが毎日起きています。
そうしたことに気付けるようになるだけでありがたいと思えるようになり、気持ちが前向きになっていきます。
お互いを知ることができる
一緒に活動している仲間のことを、お互いによく知ることができます。
いつも一緒にいる相手のこと、わかっているようでわからないことは意外と多いです。
なにを考えているのか、なにに興味があるのか、なにが好きなのか、休みの日はなにをしていることが多いのかなど。
そういった他人の人となりがわかると、より魅力的な人間に見えてきます。
会社やチームの雰囲気が良くなる
お互いの人となりがわかってくると、会話のきっかけが増えて話しやすくなります。
それまで仕事上で必要最低限な会話しかしていなかった関係から、プライベートな会話もできるようになるので仲良くなります。
そうなると自然とコミュニケーションが活発になっていき、会社やチームの雰囲気が良くなります。
話(アウトプット)が上手くなる
毎日30秒~1分程度にまとめて話をするので、話(アウトプット)が上手くなります。
伝えたいことや要点をおさえて簡潔に話すことは意外と難しいです。
意識しないと、つい長く話しすぎてしまいます。
Good&New(グッドアンドニュー)では他のメンバーの話も聞けるので、話が上手い人から学ぶこともできます。
毎日繰り返していくうちに、何気ない出来事でも面白く話すことができるようになっていきます。
新しいことに取り組むようになる
毎日Good&New(グッドアンドニュー)をするので、話のネタを探すために新しいことに取り組むようになります。
成功体験も失敗談も全てが話のネタになります。
そこから得られる新しい気付きや発見もたくさんあるはずです。
ずっと同じことをしているのは衰退を意味します、どんどん新しいことに挑戦して好循環を生み出していきましょう。
Good&New(グッドアンドニュー)のネタ紹介
Good&New(グッドアンドニュー)で話す内容は、24時間以内にあった「良かったこと」や「新しい発見」についてなら何でも良いです。
とはいえ、何でも良いと逆に考えられないという方は、下記を参考にしてみてください。
【良かったこと(Good)】
- 早く起きて朝活に取り組むことができた
- いつもより余裕持って出社したら電車が空いてて座れた
- やりたかったタスクを予定通りに処理できた
- お客様から喜びの声をいただいた
- 晩御飯が美味しくて幸せな気持ちになった
- 昨日たまたま観たドラマが意外と面白かった
- 久しぶりの友達に連絡してお互いの近況報告した
- 予約していた美容室に時間通り行くことができた
- カフェでゆっくりと自分の時間をつくることができた
- 後輩が自分がアドバイスしたことをやってくれた
【新しい発見(New)】
- 同僚と一緒にランチ言ったら意外な共通点があった
- 家の近くに新しいお店がオープンしていた
- 仕事で行き詰まっていたけど先輩に聞いたら解決できた
- 久々に部屋の掃除をしたら気持ちがスッキリした
- 朝食と昼食を抜いたらいつもより仕事に集中できた
- 普段通らない道を散歩していたらオシャレなカフェを見つけた
- いつもとは違う珈琲を選んだら意外と美味しかった
- 今読んでいる本から悩みを解決することができた
- Twitterを眺めていたらハッとさせられる投稿があった
- 同僚がみんなが見ていないところで掃除してくれていた
要は、何でも話のネタになりえます、大きな出来事である必要はありません。
上記はあくまで例ですが、こういった話を30秒~1分程度にまとめて共有してください。
Good&New(グッドアンドニュー)をやってみての感想
結論、朝礼でGood&New(グッドアンドニュー)をやることは非常にオススメです。
特に下記に当てはまる場合は、ぜひ取り入れてみてください。
- チームの雰囲気が良くない
- 他部署との関わりが少ない
- 普段の会話が仕事上の内容しかない
- リモートワークでメンバー同士のコミュニケーションが希薄
僕の会社では元々朝礼はやっていましたが、どちらかというと業務内容の共有がメインでした。
参加しているメンバーからの発信も仕事中心になるので、積極的に手も挙がりません。
ですがGood&New(グッドアンドニュー)は参加者全員が話すルールです。
しかも話すネタは何でも良く発信のハードルが低いので、みんなが主体的に朝礼に参加してくれるようになりました。
全員がポジティブなアウトプットすることで、結果的にチームの雰囲気にも良い影響しかありません。
まとめ:Good&New(グッドアンドニュー)で一日をスタート
Good&New(グッドアンドニュー)のやり方とネタの例を紹介しました。
実際にやってみると一週間以内で効果が実感できるようになります。
それくらい即効性がありますし、チームの中でお互いのことを知り合うのは大事です。
会社であれば長い時間を一緒に過ごす仲間になるわけですから、せっかくならお互い仕事以外のことも知ったうえで深い人間関係を構築したいですよね。
しかもその方が間違いなく仕事での成果も出しやすくなります。
ぜひGood&New(グッドアンドニュー)を取り入れて、最高の一日をスタートさせましょう。
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